2015年9月2日水曜日

五感の力/音楽とアートの癒しの力と自己表現の力

”呼吸とは自己表現である、と、読んだことがあります。
息を吸い込む時、私達は大気中の情報を肺に吸い込み、同時に空気を詠み、情報収集をする。そしてそれを吐き出す。’吐く’(土に口をつけると書く)=土とは地球であり、呼吸を通じて私達は地球の大気と繋がる。すなわち、自分と地球を繋げているのが呼吸であり、そして、呼吸とは自己表現そのものである、と。”

五感を使う体験ワークショップが続いています。
またしても普段大活躍の’思考’にはお休み頂き、感性の赴くまま、音や色彩や味覚や嗅覚に浸ってみる時間。
それは<listen/ touch/ see/ taste/ and how you feel>そんなお題目がとりまぜられた、そして、小さなお子さんから大人迄集まった、ワークショップでした。
現在英国在住中のバイオリン演奏家の加納伊都さんによる、半径2m、目の前で体験する’おうちサロン’での演奏会。
’聴く’だけでなく、実際に楽器に触れその音色や振動を感じてみる、そして音楽がどれ位私達の身体エネルギーに変化を与えるかキネシでチェックしてみる。(如実に変わります)

実際のところ、人間の耳で聞く事のできる 可聴域 の周波数(1秒に対し空気がどれ位振動しているかを示す数値)は限られていて、これより上の高周波と下の低周波は音として感知する事は不可能だとされています。でもこれらの音は自然界の中に、または、人の手で作られた楽器にも可聴域をはるかに越える周波数として存在していています。実はCDなどデジタル処理された音は人間の耳に聞こえる可聴域範囲で作られている為、この範囲外の周波数はカットされていて再生されていない波動です。つまり、自然界と現実でのみ体験できる波動でデジタルの世界には存在していない波動なのです。

この高周波・低周波を含む音は、全身の感覚を大脳へ送る脊髄から脳にかけての神経系を刺激し、活性化、免疫系や脳神経系、ホルモン系、血液循環系に大きな働きをするということが報告されています。(音楽療法についてはこちらに

それが、こんな風にアコースティックな楽器に触れたり、また目の前で演奏を聴く時に私達に起きている事なのです。

演奏家の加納伊都さんがバイオリンに出逢ったのは、まだまだ小さな物心つく前で、切望して、手にした楽器なのだそうです。その日からずっと、弾いている、ただ楽しいを越え、練習の続く苦しい時も越え、現在進行形で今も尚、バイオリンを弾かない時はない、という、ストイックな姿勢あるからこそ、今の彼女の演奏技術があり、また、苦しい時も辛い時も楽しいときも嬉しい時も共にした、伊都さんと楽器はまるで一心同体のようで、ひとりでは成し得るはずのない、表現力、時空を超えたメッセージ、が、彼女の演奏、音色から伝わってきて、とても言葉では尽くせない感動に満たされた時間でした。
しかも、今回は演奏会という形ではなくて、今の自分にとって一番好きな形で聞いてみよう、と、寝そべったり、あぐらかいたりしてもいいんだよ、と:)小さなお子さんもいるからね。’会場’だったら絶対できないような’自由’が与えられたから、私達大人も、膝を崩して、背骨を緩めて、音に’我’を委ねるような時間があった。:)あり得ない贅沢。またもや涙
(でも最後の演奏では私達もきちんと座って、そして、4歳のお子さまでさえ、ちゃんと座って静かに演奏を聞きいったのですよ)
伊都さんのバイオリンは300年以上前に作られたという名器(木を切ってから乾かす工程を入れたら500年以上だそう)運命的な出逢いを果たした伊都さんとそのバイオリンの奏でる音色は想像を越えていました。
私はどうやったらこんな若いお嬢さんがこんな風に深い音を出す事ができるのだろう、と、まるで何百年の歴史、人生の走馬灯を見るような気持で演奏を聴き、本当に感激し、涙が止まりませんでしたよ。:)
魂が震えるって、こういう事なんだと、その心地よさにひたりました。
伊都さんの演奏ではじまり、演奏で終わったワークショップは、進行役で'touch'キネシとtaste'おにぎり作り担当のキネシオロジストの長澤紀子さん、see/visualアート担当の千鶴イーグリングさん監修のワークの時間が間にあり、紀子さんは「そのまんまで大丈夫、大丈夫」という元気と握り飯の美味しさをくださったし、いつもおおらかな千鶴さんのナビでは、色音痴で絵を描くのは苦手な自分がすんなりとその工程にはいっていけて、始めたら、楽しくて、いつまでも辞められなかった位(笑)線の世界を色のファジーに変換して、そこを又しゅっと断捨離するような作業(笑)←この断捨離がうまくできませんでしたが、私は伊都さんの演奏を聞いて自分の内側に沸いてきたエネルギーや感覚を紙の上に色をあわせて描き出す=’吐き出す’という作業に夢中になっていたと思います。:)

それはまさしく’呼吸’でした。伊都さんの演奏を聴き、胸いっぱい吸い込み、内側で変容していく’音’のエネルギーみたいなものを色形にする、という、自己表現の時間。

できあがったひとりひとりの作品を見て、伊都さんが、その印象を音へと変えて演奏していきます。
なんと贅沢で素敵なトランジションで、その日、伊都さんが私達にくれた素晴らしい音魂のおみやげ。そしてこの演奏でのやりとりもやっぱり’呼吸’そのもの、私達にとってかけがえのない’音’と’感動’というエッセンスでした。

この「五感」ワークショップ、次回は大人限定で9月 5日(土)に開催されるそうです。

また、加納伊都さんの帰国前の演奏会も予定されています。伊都さんとあの素晴らしいバイオリンの演奏を是非体験してください
9月12日(土)18::30~ St John's Downshire Hill Church(Hampstead)


加納伊都さんHP /http://itokanoh.com/



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