2015年9月1日火曜日

音楽療法

<ボディーマッサージ・セラピストとしてのイギリスでの資格試験の勉強中は諸々な’セラピー’についてのリサーチが宿題としてだされていた事もありました。その中のひとつ’音楽療法’について、当時のメモを残しておきます。>
*音楽療法とは

音楽を聞いたり、歌ったり、奏でたり、という方法で、言葉にできない気持ちの昇華を促したり、または、事故により障害をもった手や声などのリハビリの手段のひとつとして、音楽療法は50年代のアメリカで形態づけられました。

音楽が癒しに用いられた歴史自体はかなり古く、3000年前のユダヤ王、サウルの鬱病を、ダビデという羊飼いがハーブの調べで治したという逸話が語り継がれています。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、音楽には身体に溜まった悩みやもやもやを吐き出してスッキリさせる効果があり、それを‘カタルシス効果’と名付けました。中世ルネッサンス時期には、坐骨神経痛の患者の患部の上でフルートを演奏して治癒したといった記録もあるそうです。現在では、精神疾患を持つ患者のレクリエーションとして、または、鬱病や引きこもり、精神不安定な状態の患者の治療、高齢者のケアの現場などで利用されたりしています。重度心身障害児の精神発達のための治療法としても補助療法として認知されています。
例えば、アー、ガーという声しか発せなかった11歳のダウン症の男の子に、約二年間にわたり、30分の個人セッションと、クワイヤーホーンという楽器を鳴らすことで、その音で擬音を表すというセッションが続けられました。結果、徐々に、発音や言葉だけではなく、歌詞つきの歌も歌えるようになり、太鼓を鳴らしながら歌うことが出来るまでになったというケースがあります。
また、60歳代半の男性が脳梗塞により四肢麻痺となり、意思疎通はアイコンタクトのみ可能という状態から、この男性が好きだった曲をキーボードで弾きはじめ、レパートリーを広げるうちに、好みの歌手のときには真剣な表情を示したり、フィンガーシンバルで音が出ると、喜ぶといった、見てわかる表情表現ができるようになったという事例も報告されています。

*高周波音と低周波音が人にもたらす効果について

音は空気の振動です。1秒間にどれ位振動しているかを周波数(Hz)で示します。人間の耳で聞く事のできる 可聴域 の周波数は約20hz~16khz、これより上の部分(高周波)と 20hzより下の部分(低周波)は音として感知する事は不可能です。
これらの音は自然界の中に存在しています。また、人の手で作られた楽器にも可聴域をはるかに越える周波数が存在しています。(これらはCDやテープでは再生できません。デジタル音は人間の耳に聞こえる 可聴域範囲で作られるため域外の周波数はカットされているからです) (例:自然の音=ジャングルの音、小鳥のさえずり、風や葉ずれの音、せせらぎ、虫の音、イルカやクジラの声 など、民族楽器=尺八、ケーナ、琴、琵琶、十弦ギター、インドのシタール、インドネシアのガムランなど) 
この高周波・低周波を含む音は、全身の感覚を大脳へ送る中継点の視床下部と自律神経などを司る脳幹、つまり脊髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激し、活性化、免疫系や脳神経系、ホルモン系、血液循環系に大きな働きをするということが報告されています。


*脳波とリラックスの関連性(気持ちとシンクロする脳波)

*耳と脳と体の関係:

右耳→右半身の運動+左脳( 言語認識 、論理的思考、計算、じっくり記憶、健在意識、ストレス、細部を捉える、幸せや喜びの感情を担当、話の内容を理解する)

左耳→左半身の運動+右脳(イメージ記憶、直感、創造性、瞬間記憶、潜在意識、リラックス、全体像を捉える、話の感情を把握する、怒りや不快の感情を担当)
また、各国の言葉によっても周波数帯が異なり、日本語圏は125Hz~1500Hz、英語圏は2000Hz~1200Hzとされている。

*モーツァルト音楽療法  

偉大な天才作家として語り継がれるモーツアルトは、会話をしながら(左脳で処理)、頭の中で作曲(右脳で処理)を完了したもの譜面に書いていたそうです。その モーツアルトの音楽には脳を刺激し、自律神経を活性化させる効果があるといわれています。
その理由として、モーツアルトの音楽は、3500ヘルツ以上の高周波とゆらぎ音(1/fゆらぎ=自然の音と同じ一定のリズムを保ちながら変化のある音で心地良く感じられるリズム)が豊富に使われていること、繰り返しが多く効果が倍増されること、和音が豊富で倍音効果があること、があげられています。
植物にもその成長に同じ作用があり、 トマトにモーツアルトの音楽を聞かせたら、発育が早く、甘くなる効果が報告されているそうです。通常の糖度は、4.8%だったのに対して、音楽を聞かせたら、2倍以上の、9.3%に糖度がアップ。これは、トマトが元気に育つとエネルギーが豊富になり、糖度が高くなったからと考えられています。

*オルゴール音楽療法

オルゴールも、 バイオリンやフルート、風鈴、波の音、小川のせせらぎ、風の音と同じく、 人間の耳に聞こえない20KH以上の高周波を豊富に含むゆらぎの音で、心身の健康をつかさどる脳の深い部分(幹脳)を活性化して、α派、血流の増大、ストレス性ホルモンの減少、免疫活性の増大を促す療法とされています。セラピー用には3.75hzから10万hzまでの豊富な周波数を持ったオルゴールが使われています。


Music therapy is a partnership between a client and therapist in which they are contained by musical experiences. 
There are different approaches to the use of music in therapy depending on the client’s need. Generally music forms the basis for communication. The therapist and client both take an active part in sessions by playing, singing and listening. 
The client is encouraged to use percussion, ethnic instruments and their own voices to explore the world of sound and create a musical language of their own. By responding musically, the therapist is able to support and encourage this process.
The benefits gained from music therapy are both emotional and physical. For example, learning how to use one’s hands after an accident, or learning how to speak again by singing. From an emotional point of view, music can convey feeling without the use of words.  For a person whose difficulties are mainly emotional, music therapy can provide a safe setting where repressed feelings may be expressed and contained.  By offering support and acceptance the therapist can help the client to work towards emotional release and self-acceptance. 
Music has been found to reduce heart rate and promote higher body temperature – indications of the onset of relaxation. Playing light music in the background whilst working has been found to reduce stress. Therefore combining music with relaxation therapy is more effective than doing relaxation therapy alone.
Examples:
To wash away stress, try taking a 20-minute "sound bath." Put some relaxing music on your stereo, then lie in a comfortable position on a couch or on the floor near the speakers. For a deeper experience, you can wear headphones to focus your attention and to avoid distraction.
Choose music with a slow rhythm - slower than the natural heart beat which is about 72 beats per minute. Music that has repeating or cyclical pattern is found to be effective in most people.
As the music plays, allow it to wash over you, rinsing off the stress from the day. Focus on your breathing, letting it deepen, slow and become regular. Concentrate on the silence between the notes in the music; this keeps you from analyzing the music and makes relaxation more complete.
When going gets tough, go for a music you are familiar with - such as a childhood favorite or favorite oldies. Familiarity often breeds calmness.
Take walks with your favorite music playing on the walkman. Inhale and exhale in tune with the music. Let the music takes you. This is a great stress reliever by combining exercise (brisk walk), imagery and music.
Listening to the sounds of nature, such as ocean waves or the calm of a deep forest, can reduce stress. Try taking a 15- to 20-minute walk if you're near the seashore or a quiet patch of woods. If not, you can buy tapes of these sounds in many music stores.

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