2015年11月15日日曜日

幸福のありか

11月13日 9:20pm パリ北部でのフランスとドイツのフットボールの試合会場での爆発から、1時間後、レストランにコンサート会場と銃撃の悲惨なニュースが相次ぎ、14日の時点で128人が死亡し、300人が怪我をし、80人が深刻な状態だという事でした。なんというニュースでしょう。

今日もなお、この人を探しています、というコンタクトを失った親族や友人パートナーの書き込みがネットの中で増幅しています。どこのだれかわからないままのご遺体があり、今もなお、安否が確認できない人達がたくさんいる、それが現状です。

何の罪もない魂が、いつもの日常を一瞬で断絶されてしまいました。その痛み、悲しみ、苦しみは、想像を越えるし、そのインパクトは、彼らの家族や友達へと深く、津波のように、繋がっています。こんなニュースを聞くと本当にやりきれません。
政治は人の命の上にたつものでしょうか。
信仰は人の命より大切なものなのでしょうか。

また、テロの犠牲者の数を他の国と比較して意見するのも、私にはしっくりきません。もちろん平和ボケしていると言われても仕方のない位の生活のある国の反対側で、住むところを追われ、行き場のない暮らしを命がけで放浪している人達がいる事実は否めません。

でもでも、そもそも、命とはなんですか?
何だと思いますか?
私達は、何の為に生を受けて生まれてきたのでしょうか?
私達がこの世に生を受けて生きていくという事で本当に大切なものは何なのでしょうか?

パリでの事件の前夜、11月12日。

私の30年来の旧友が癌でこの世を去りました。涙
私がろくすっぽ英語も話せなかった時から、機会あるごとに呼んでくれ、面倒をみてくれて、そのうち同じ頃に結婚して、親となり、子育ても一緒にしました。

3ヶ月前、彼の癌が発覚したとき、余命三年と告知されました。

それ以前に、彼は、まだ幼い時に、彼と離れて日本で暮らすことになった息子さんが成人して、大人の男同士として親子の時間を作っていくことをずっと、とても心待ちにしていて、病気が発覚する前に、息子さんが18歳の誕生日を迎えた時、それは誇らしげに彼の成長を讃え、彼との再会とこれから二人で作っていく時間をとても楽しみにしていました。

それが、数日後に、息子さんが大学進学したとして卒業まで、命が持つか、とどうかだと告知されたのです。
それから、程なくして、寿命は3年ではなく1年だと言われました。
その数週間後には余命は一年ではなく、一ヶ月と告知されました。

その知らせを受けた私達は皆、生きている間の彼との時間がこんなにも限られているという事を、信じたくないけれども、その事を胸にとめ、会いに行きました。
余命告知が劇的に短くなっていった時の、本人の気持ちは想像を越えます。涙。

自分が、ようやく、病院を訪れる時間ができた時は、既に余命一ヶ月を切っていました。
彼の病棟にはたくさんの旧友が訪れており、なかには、本当に30年振りに再会した旧友もいました。まるで竜宮城の玉手箱のように、私達は白髪まじりで、歳をとっていましたが、若い頃、楽しい時間を共有したその思い出が押し寄せるように、溢れ、そして、彼に元気になってほしい、変わる事のない彼への皆の愛が、ますます大きく深く響きました。

息子さんも最後のお別れをする為に、日本から駆けつけていました。
(なんという覚悟だったでしょう。本当に彼はよくやりました。涙)

大きなお父さんの手の平に包まれていた小さな手の平が、いつのまにか、お父さんと同じくらいの大きな手の平となり、しっかりと彼の手を握っていました。

ナイーブな自分は、只ただ、奇跡を信じたくて、何かヒーリングできないかとか、せめて、あと1ヶ月、うまくいけば、そのまま一生これからも、一緒に歳をとっていけないだろうか、とか。本当にいろいろな事を思いましたが、再会から二日後、彼が息子さんを見送った、その翌日、彼が待望していた自宅に戻り、静かに息を引き取りました。

旧友とのお別れは想像を絶する程悲しく、私は今もどこかやりきれない想いがありますが、でも、愛がいっぱいの、本当に本当に、愛情がいっぱいの数日の最後でした。

その時間を共有させてもらった事に感謝しています。
今一度 ’愛情’とか’友情’の尊さを教えてもらいました。

私達本人は、知る由もないけど、命の長さは決まっています。

友人のように、病気を煩い、余命宣告される場合もあれば、今回の悲惨なテロのように、なんの予告もなく断たれてしまう命もあります。

後、どれくらい、私達の命はこの世の中で、この世界に生まれた事を、誰かと繋がれた事を、慈しんで、生きる事ができるのでしょうか。

それはわかりません。ただ、この日常という毎日が、奇跡の連続で、もし、その事に気がついたら、私達は ’生かされている’ という機会を与えられていること。そして、’あなたが生きている事で繋がっていく奇跡’がこの世の中を作っていく、という事に気がついてほしいと思います。
できることなら、今日、貴方の魂がやりたい事は今日やってください。
伝えたい事は臆せず伝えてください。
どうぞ、愛情を伝える事をためらわないでください。
生きる、という事は、愛する、という事ではないかなと思うのです。


R.I.P. Rob  dearly love you xoxo



















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