2017年9月6日水曜日

meteorのつぶやき#2 Do the thing you fear and the death of fear is certain

Do the thing you fear and the death of fear is certain

久し振りにお迎えする方のカルテ、何度も取り出してボロボロになってきた記録を見直しながら、この歳月に驚いた。5年経っていた。

セラピールームでしかお会いしない関係でありながらも、5年。

お互い子ども達も随分大きくなって、いろんな事があったなぁと。凄いなぁ。

私達はお互いのこの5年間の心身の成長を共に知っている。

今日、実は誕生日なんです、と、彼女が言った。

今日の為に、この数週間、かなり無理を承知で肉体的に頑張って、ようやく迎えた誕生日なんです、と。

私に与えられた時間は1時間。

雑談しながら、お誕生日おめでとう、のトリートメント。

いつもと変わらないトリートメント、だけど、これまでの5年間のどのセッションとも違う、労い、のトリートメント。

疲れたから来てるんじゃなくて、はじめて、自分を労う為に足を運んできてくれたわけだから。こういうセッションは、必ず上の人も一緒に来ていて、笑顔で見てくれてるというか、感謝の光が上から降り注いでくるような、私の方はそんな感じになる。

あれ、今日はまるで赤ちゃんの手みたい、フカフカしていて、暖かい、5年も通ってたのに、今日はじめて気がついたよ

そういえば、私自身も手の平の感覚変わってきてて、もふもふしてきた、というか、施術のタッチも変わった。カラダって固いようで柔らかい、多様な物質でできた3Dパズルみたいで、包み方でどんどん形や質が変わっていく気がしていた。

顔から足先までツルンと良い香りのオイルでトリート終わって、新作のアロマパウダーを振りかけたら、ツルツルでサラサラの仕上がりになった。
これ、凄い気もちイイ、これは作りたい!、と彼女が言った。

いつもはラベルしか貼らないのに、昨日つくりたてのそのパウダーにはビーズの飾りを作って巻きつけて、かわいらしくしたんだ。今日会う彼女のためだったんだなと思って、彼女のテーブルの上に置いた。

では、誕生日のお祝いに!:)

もうひとつ、バースデーの特別なメッセージをひいてってもらう事にした。

選ばれた一枚には、灯台が写っていて、裏には、Do the thing you fear and the death of fear is certain とあった。(’コンコードの賢者’ ラルフ・ワルド・エマーソンの格言)

自分が恐れる事に、真摯に向き合った時、恐怖は存在しなくなる、つまり、恐怖、は私達のマインドがつくりだしているものであって、それを避けようと逃げているうちは、一生恐怖を抱えていくのだろう、けど、恐怖は克服できるものでもあるということでもある。

立ち向かう、という事は、そういう事なのだろうか。

最後の最後で、息せき切ったように、彼女の中のFEARが姿を表して、言葉となって溢れ出した。

未来を見越せる力=ビジョナリーセンス、は、神経質すぎる位の人でなければ持てない力でもある。彼女はまさにそういう力を持った優れた人のひとりだった。

心配するは、心を配る、と書く。

心配が多いという人は、本来まわりへの気配りができる人であって、将来を先取りする力がある証拠でもある。

でも、功績よりも、心配ばかりを優先して物事をみていると、自分にも他人にも余裕がなくなってきてしまう。

そういう、自分に余裕がない心配りは、失敗したらどうしよう、こんな事になったらどうしよう、とかいう不安のおしつけになりがちで、そういう言葉を発し続けていると、自分も周りも含めて、もっと心配している状況の方を引き寄せてしまったり。

私が深く説明しなくとも、彼女のなかで今度はマインドのパズルがほどけていく様子だった。

だって、灯台、だもんね。

そう言ったら、彼女の目が涙目になった。

私も涙目になった。

彼女は広大な海を航海する私達が、安全な旅ができるよう、ひとり孤島の上から見守っていた。背筋を真っすぐ伸ばし、昼も夜も休まずに、
家族や友人、自然や地球の様子までも、見逃さないように、見守っていた。

よ~く、頑張ってきたなあ~

みんなを守るために~

ちょっと長い事、心、配りすぎたのかな。
こうやってようやく、自分をお祝いしようっていう位の変化が訪れて、穏やかな海を眺めている彼女の姿が重なった。
そこには、不安とか恐怖がなかった。
今日という日を、この瞬間を穏やかに過ごそう、という心の余裕があった。

鼻すすりながら、あ~、今日来て良かったな~、と彼女が言った。

私も、今日という日に来てくれてよかったなぁ~と、目頭を拭った。

お見送りタイム来て

誕生日おめでとう~~~

後ろ姿に、手を振って、今日もエールを送る。

なんだか、とても感動した、そんな日の思い出


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